調剤薬局の将来構想6|株式公開する

株式公開する

将来構想6

すべての事業はシェア獲得競争をしています。調剤薬局の経営者の中には、 規模拡大という言葉に抵抗を示す人もいますが、もし本当に自分の薬局が最も患者様に必要な薬局だという自信があるのならば、店舗数を増やして、1人でも多くの患者様に対応できるようにすることが正しい道ではないでしょうか。

そうするこにより、全国の数多くの患者様の顧客満足度を高めることができるからです。この意味で、規模拡大は企業としての正しい道であり、社会への貢献度も高くなるのです。その規模拡大のための大きな飛躍となるのが、株式公開です。

株式公開はなぜ必要なのか

規模拡大により質の低下を招くと心配する経営者もいると思いますが、そう ならないような仕組みをつくるのが知恵であり、その知恵から生まれたのが チェーンストアシステムです。チェーンストアシステムは、急速拡大を実現する王道です。

調剤薬局をチェーン展開して規模拡大するためには、多額の資金が必要です。その資金を広く投資家から集める方法の1つが株式公開です。株式公開することにより、取引先の信頼が高まったり、人材確保がしやすくなるなどのメリットがあります。逆に株価が下がると買収 される可能性があるなどのデメリットも生じます。

株式公開を実現するためには

何度も繰り返しますが、すでに株式公開している企業もみな創業者がゼロから始めた企業です。重要なことは、早い段階から、経営者が将来目標として、 株式公開を掲げることです。なぜならば、株式公開には様々なクリアすべき要素があるからです。

実際に実現するためには、売上規模や内部システムなど様々なハードルをクリアしなければなりませんが、志があれば、必ず実現することができます。まだ小規模な企業が今からできることは、手元資金をできる限り増資に回して、資本を強化しておくことです。

将来構想
調剤薬局の将来構想-事業規模拡大に向けての構想を練る

調剤薬局の将来構想 調剤薬局を開業して、軌道に乗ってきたら、次のステージを目指す段階です。自らの調剤薬局の将来構想を考えましょう。企業は経営者の器以上には大きくならないということがよく言われます。あな ...

続きを見る