フランチャイズ展開する

フランチャイズシステムは、本部はノウハウや商品等を提供しますが、各店舗の投資資金は、フランチャイジーと呼ばれるオーナーが負担するため、少ない資金で、急速な店舗展開が可能になるという長所があります。
調剤薬局のチェーン展開している企業においても、既にフランチャイズシステムを導入している企業もあります。これから規模拡大しようと考える調剤薬局の経営者の中にもフランチャイズ展開を考えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
フランチャイズの長所と短所
いまご説明したように、フランチャイズシステムの最大のメリットは少ない資金、少ない人材で、急速な店舗展開が可能になるという点です。全国に約4万5千店舗の調剤薬局がありますが、その多くは個人薬局です。
このような現状を 見ると、フランチャイズ展開を受け入れる可能性もあるように思います。しかし、フランチャイズ店は直営店に比べると、はるかに統制が取りにくく、 生命に直接関わる調剤薬局という業務で、全店のレベル統一を図ることは、 かなり難しい仕事になるはずです。
フランチャイズ展開に成功するためには
フランチャイズ展開に成功するためには、本部のノウハウ確立が最大の鍵となります。調剤薬局のすべての業務を1つ1つ検討して、その中から、最も効率の高い方法に統一を図ることから始めます。
そして、それを誰でもわかるようなマニュアルにまとめて、教育システムも整備します。各種システムを加盟店に浸透させるためには、スーパーバイザーの育成なども重要な要素となります。
ポイント
調剤薬局の将来構想6「株式公開する」もご覧ください。
-
-
調剤薬局の将来構想6|株式公開する
株式公開する すべての事業はシェア獲得競争をしています。調剤薬局の経営者の中には、 規模拡大という言葉に抵抗を示す人もいますが、もし本当に自分の薬局が最も患者様に必要な薬局だという自信があるのならば、 ...
続きを見る
調剤薬局の将来構想の全体をご覧になりたい方は、下記のページに戻ってください。
-
-
調剤薬局の将来構想-事業規模拡大に向けての構想を練る
調剤薬局の将来構想 調剤薬局を開業して、軌道に乗ってきたら、次のステージを目指す段階です。自らの調剤薬局の将来構想を考えましょう。企業は経営者の器以上には大きくならないということがよく言われます。あな ...
続きを見る