調剤薬局M&A3|調剤薬局M&Aの手法I

調剤薬局M&Aの手法Ⅰについてご説明します

M&A4

調剤薬局のM&Aには、いくつかの手法があります。実際にどの手法を使うといちばん有利なのかは、個別の状況から判断いたしますが、 ここでは基本的な手法として、株式譲渡、合併、株式交換の3つの方法をご紹介します。

株式譲渡によるM&A

既に発行済みの株式を、買主に譲り渡す方法です。双方の合意と、株券の交付、 株主名簿の書換のみで成立する、最もシンプルでわかりやすい方法です。ただし、 非公開会社では、株式を持てる人に制限があることが多いので、株主総会や取締役会での承認が必要となります。調剤薬局のM&Aでも、最もよく使われる方法です。

合併によるM&A

調剤薬局で、よく使われるのは、吸収合併です。これは売却する側の会社を消滅させて、その会社の権利や義務を買い取る側に引き継がせるという方法です。 各資産、債務ごとに引継ぎの同意を得る必要がないという点で、使いやすい方法です。ちなみに、合併には、新設合併もあって、これは新たな会社を設立して、そこに消滅させる会社の権利と義務を引き継がせるという方法です。

株式交換によるM&A

株式交換が株式譲渡と異なるのは、株式全部を取得する際に、お金の代わりに買収する側の株式を渡すという点です。これにより、買収する側は資金を用意しなくてもM&Aを実行できるというメリットがあります。逆に譲渡する側は 買収する側が成長を遂げたら、株式の価値が高まるという期待を持てます。

ポイント

調剤薬局M&A「M&A手法Ⅱ」もご覧ください。

M&A4
調剤薬局M&A4|調剤薬局M&Aの手法Ⅱ

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M&A
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