調剤薬局の経営課題1|資金繰りの改善

資金繰りの改善

経営課題1

調剤薬局は、他の業種に比べて支払サイトが長いので、資金繰りには余裕を持ちやすいという特徴があります。それにもかかわらず、資金繰りが苦しいということは、今までの経営のやり方に大きな問題があったと考えられます。

もしあなたの調剤薬局が本当に資金繰りが苦しいのであれば、事態は緊迫しています。早急に原因を究明して、経営改善をする必要があります。資金繰りがショートして不渡りとなったら、倒産に直結してしまうからです。

なぜ資金繰りが苦しくなったのか

調剤薬局の資金繰りが苦しくなる原因は、大半がどんぶり勘定の経営をしてきたことにあります。きちんと経営数値を分析して判断せずに、勘と度胸だけで経営してきた結果です。利益計画の見通しが立たないのに、無理な投資をしたのではありませんか?

また、利益の額を正確に把握していないまま、経費を使い過ぎてきたのかもしれません。まず、現状を分析して、経営数値を正確に把握することが大切です。

どのように改善したらよいのでしょうか

資金繰りの悪化は深刻です。まだ早期の段階なら、経費削減、資産売却、緊急融資、支払の繰越などの手が打てますが、本当に悪化していると、もはや手遅れという場合もあります。最悪なケースは、苦しまぎれに高利の金融に手を出すことです。

これだけは、絶対にやめましょう。資金繰りの改善は、状況により異なりますので、少しでも苦しいと感じたら、早めに改善策を考え、真剣に取り組むことが大切です。

ポイント

調剤薬局の経営課題2「売上高の改善」もご覧ください。

経営改善2
調剤薬局の経営課題2|売上高の改善

売上高の改善 調剤薬局は、薬価が決められているために、他の業種のように価格競争で売上を伸ばすということはありません。逆にいえば、価格の高低で顧客を取られるということもないのです。他の業態から見たら、と ...

続きを見る

調剤薬局の経営課題の全体をご覧になりたい方は、下記のページに戻ってください。

経営課題
調剤薬局の経営課題-直面している経営課題を解決する

調剤薬局の経営課題 調剤薬局を経営している方の中には、将来構想はもちろん重要だけれど、当面は、いま直面している経営課題を解決しなければならない。直面の問題を解決できなければ、将来どころか明日はないと切 ...

続きを見る