調剤薬局の経営課題4|スタッフ問題の改善

スタッフ問題の改善

経営改善4

経営用語にESという言葉があります。これはEmployee Satisfactionの略で、 直訳すれば、従業員満足となります。従業員が気持ちよく働ける環境を作らなければ、顧客満足を実現することはできないという考え方です。

経営不振に 陥っている調剤薬局の多くは、スタッフが不満を抱いていることが多いのです。表に出して言ってくれればまだ解決できる余地がありますが、複数のスタッフが何も言わないまま、いきなり辞めてしまうというケースもよく見られます。

なぜスタッフ問題が発生するのか

人間が何人か集まれば、気の合う人と、気が合わない人ができるのは自然の ことです。職場の人数が多かったり、配置転換が簡単にできれば、解決策の1つになるのですが、少人数の職場ですと、逃げ場を失うために、問題が深刻になり、対立関係もエスカレートしがちです。

調剤薬局も例外ではありません。患者様の健康を守る人が、自らのストレスをためていては、十分な役割を果たすことは難しいでしょう。

どのように改善したらよいのでしょうか

スタッフ問題を改善するためには、経営者が逃げずに、真正面から取り組むことが何よりも重要です。できれば、あまりこじれないうちに、もしこじれてしまっても、できる限り早い機会に、本音で語り合う場を設けることが必要です。

個別に呼んで話すか、全員でミーティングをするかは、状況に応じて選択します。調剤薬局の経営者や薬局長なども、コーチングの技術を身につける必要があります。

ポイント

調剤薬局経営改善5「融資の改善」もご覧ください。

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