調剤薬局の経営課題5|融資の改善

融資の改善

経営課題5

融資を受ける場合、金利が1%違うだけでも、長期に渡ると総額には大きな違いが出てきます。融資条件はすべての企業が一律ではありません。少しでも有利な条件で融資を受けられるように、できる限りの努力をしましょう。

融資の改善の基本は、メインバンクとの関係を良好に保つことです。メインバンクを明確に決めて、相互の信頼関係を築き上げることが、経営の安定につながります。 そのためには、相手の立場に立って、どうすれば信頼してもらえるのかをよく考えて、約束したことを誠実に実行することが大切です。

なぜ融資問題が発生するのか

融資を思うように受けられない。同じ調剤薬局なのに、他の企業に比べて高い金利を取られる、短い期間しか貸してくれないなどという場合は、金融機関から 信用されていないと考えるべきです。

金融機関の立場に立てば、貸し倒れリスクの低い融資先が最重要な顧客です。つまり、あなたの企業は、貸し倒れリスクが 高いと思われているから、融資の問題が発生するのです。

どのように改善したらよいのでしょうか

金融機関から見て、貸し倒れリスクの低い企業にすることが唯一の改善策です。具体的には、まず経営数値に強くなり、自分の企業の現状と将来像を正確に説明できることが大切です。

担保に回せる物件があれば、そのリストと価値を適正に提示できること。税務や法務に強くなって、リスク回避ができる経営者なること。もし業績に問題があるようならば、改善策を明確に示せることが必要です。

それから、最も重要なことは、 説明に一貫性があって、誠実で嘘や偽りがないことです。つまり、経営者の資質の向上こそが、融資条件の抜本的な改善につながるのです。

経営課題
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